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tamino
バクスター株式会社
目標と課題効果システム概要今後の展開会社概要
導入10年のOLAP・更新プロセスを3ヶ月でシンプルに
~マシンとヒトに生まれた余裕を再投資、会社の機動力を加速~

バクスターインターナショナルは、生命を守るために欠く事のできない幾多の重要な治療法を開発し、世界110ヵ国以上に提供しています。腎不全、血友病、輸液、麻酔・疼痛管理の領域に特化した医薬品・医療機器の提供で、患者さんのQOL(Quality of Life)の向上およびヘルスケアシステムの向上に努めています。
目標と課題
導入10年のOLAPの価値と、時間的・容量的な限界
 

1996年、System i上のERPを自社開発からJDEdwardsに移行した際、基幹系システムと情報系システムを分割するというコンセプトから、多様なレポートリクエストにユーザフレンドリーなExcelで迅速に対応できる多次元データベースHyperion Essbaseを導入しました。順調に成長・成熟したOLAPは、営業向けには戦略の重要な指標となる患者数や出荷・実消化データ、経理向けには事業部を横断した売上・コストデータを提供するレポーティングシステムとしてその価値を高く評価されています。しかし同時に、この10年で様々な課題も生みました。

 

当初の開発最盛期には担当者4名で、Application80、DB135、プログラムやデータの総数は3,200を超え、更新プロセスの複雑さも頂点に達していました。バクスターは3社に会社分割したことを契機にその後の開発や運用は、より少人数で行わなければならず、データの精度と鮮度を保つことが難しい状況でした。プロセスの保守性の低さがデータの正確性を低下させ、キャパシティや資源の枯渇を引き起こす原因ともなりました。さらに、週中にトラブルが発生した際、サービス停止で対応することが多く、ダウンタイムが長期化する傾向にありました。複雑な更新プロセスは、以下2つの限界を生み新規開発も困難にさせました。 ひとつは、不要なApplication/DBやプログラムやデータがサーバに残留することでサーバの「容量的限界」でした。そして、大量データ処理のプログラムは、毎朝9時のサービスインに間に合わず「時間的限界」にも達していました。
営業向けの出荷・実消化・患者などのデータは個々のDBに点在していたので、それらを一度に比較検討することができませんでした。組織や品目分類の変更の際、一時的に集計値に誤差が発生する問題もあったため、ユーザからもデータの集中・正確性に関する要求が高まり、「Essbaseスクラップ&ビルド」プロジェクトの立ち上げとなりました。

 

【具体的な改善事項】
1.冗長な構成やタイミングを改善
2.冗長なプログラムとDBの撤廃
3.冗長なEssbase ApplicationとDBの撤廃 基幹系データをEssbaseに自動ロードすることを目的にツールを検討しました。

【必要な機能・検討項目】
・基幹システムから直接かつ柔軟にデータ抽出
・基幹システムとWindows文字コードのギャップを吸収
・データの加工が容易である
・Essbaseに対して直接データロードができる
・データフローがひと目でわかる
・単一ソフトウェアである
その結果、インタラクティブなシステム間のデータ連携ができるBeaconIT Data Empowerment Suiteの導入を決定しました。

 

効果
ユーザ、マシン、システム部にとって、より効果的なシステムへ

プロジェクトは、ユーザ・マシン・システム部の3者にとって、大きなメリットを享受できました。

3200のプログラムを僅か3ヶ月で56の処理へ
プログラムで作成していた頃と比べ生産性は大きく向上し、3200の更新プロセスは僅か3ヶ月で56の処理へと改善できました。
担当者1名がBeaconIT Data Empowerment Suiteを利用して3ヶ月でDBの更新プロセスを構築し、改善後、OLAP専属担当者は、計画業務担当として業務に専念する役割へとステップアップすることができました。
「ユーザ部門から出荷や実消化のデータが間違っていると、これまで毎日ひっきりなしに電話対応をしていました。このツールをなくしてプロジェクトは成り立ちませんでした。」と檜垣マネジャーは語ります。

さらなる価値を創造、品質の高い業務へ貢献
この他も、様々なシステム間の連携に大きな効果を挙げています。
1.EDI/VAN(卸からの受注・在庫データ、その他医療情報)
2.郵便番号システム
3.レポーティングシステム(Excel形式でセキュリティの高い ファイルサーバに直接提供)
4.30年保存義務 生物由来製品保存DB
5.ログ分析
郵便番号システムでは、郵政ホームページから最新データを取得し、住所マスタデータの鮮度・精度を高めます。正確なデータにより業務のクオリティーを高め、在宅医療を行う患者さんへのQOL/ヘルスケアシステムの向上にBeaconIT Data Empowerment Suiteは貢献しています。

 

   
システム概要
 

 

ビーコンITではBeaconIT Data Empowerment Suiteとして、各種テンプレートやサービスとともにお客様に最適なデータ活用のご提案をしています。

 
今後の展開
   必要なデータを必要なときに必要なだけ取り出せるコンビニエンス・ストア的なDWHを目標に、現場の業務を行うエンドユーザーのリクエストを中心とした、本当に使えるシステム構築を展開しています。いつでも情報分析ができる環境作りを行うために、マシンとヒトに余裕をもたせ、現場の要請案件処理数と品質の高さを追求していきます。要求や変化に強い仕組みを構築することは、「社内データ価値の最大化」に直結し、会社の機動力を加速させると考えています。
会社概要
バクスター株式会社    http://www.baxter.co.jp/
 
設 立: 1969年3月27日
社員数: 862人(2006年12月現在)
資本金: 39億3,000万円(米国バクスター社100%出資)
   
Baxter International Inc.
 
設 立: 1931年
社員数: 世界に約44,500人
販売・サービス: 世界110ヶ国以上に製品とサービスを提供
この資料は、2007年4月に取材した内容をまとめたものです。

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