ニュース  
top
TOP > ユーザー事例 > BeaconIT Data Integration Suite > カシオ計算機株式会社様
 

 

 

 

 

 

カシオ計算機株式会社
目標と課題効果今後の展開会社概要
取引先200社との受発注システムをノンプログラミングで再構築
~変換プログラム地獄から2ヶ月で脱出~

カシオ計算機株式会社様では、常に最新のデジタルテクノロジーを駆使し、満足を超えた驚きと感動をお客様に提供することを目指し、新しい技術力と製品を市場に送り出しています。そのような状況の中、市場の変化は激しく、国内市場の流通も絶えず変化しています。それに対応し、売上利益を最大化する体制を支えるため、再構築プロジェクトが立ち上がりました。ERPパッケージを導入し、ほとんどの基幹システムの移行が完了していましたが、20年来稼動し続けている国内販売システムだけが、残っていました。その国内販売システムは大変複雑で大規模であったため、システムのメイン部分をERPに移行し、その他は機能別に分割して対応することになりました。
目標と課題
最後の基幹システム 国内販売システムの再構築にむけて
短期間で全システムの再構築


変化の激しい市場で更なる発展をするため、「収益力の向上」という課題が第一の経営戦略として揚げられており、「利益率向上への意識改革」が推進のために、あらゆる分野でのコストダウンが強く求められました。そこで、ERPに移行する国内販売システムのメイン部分と、機能別に分割したサブシステムであるEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)データ変換システムが再構築プロジェクトの対象となりました
現行EDIシステムでは、国内VAN会社を経由して約200店/量販店(お客様先)との受発注データのやり取りを行っています。VAN会社から受け取ったEDIデータの社内システム用共通フォーマットへの変換や、取引先の希望するフォーマットのEDIデータを作成しVAN会社へ送る処理を行っており、国内販売70%と大部分を占める重要な仕組みとなっています。そのため、このEDIシステムは連携するメインシステム(ERP)の開発に遅れをとらないよう早期移行、早期稼動をすることが重要であり、尚且つ開発コストを抑えることが求められました。
EDIデータの多くは取引先毎に異なる固有のフォーマットで受送信するため、現行システムでは個別にプログラムで対応してきました。そのため、以下のような問題がありました。

●1店(お客様)×n種(発注、支払、受領等)で200本以上のプログラムが散在している
●社内システムとのマッピング処理が複雑で新規作成、メンテナンスに手間がかかる
●プログラムと処理の整合性を取るのが難しく正確性にも問題がある

これらを従来のプログラムで処理するとなると約30人月(3000万円)を要すると推測されました。そこで開発工数の大幅な削減を目標に、BeaconIT Data Integration Suite for EDIデータ加工の導入を決定しました。


BeaconIT Data Integration Suite for EDI データ加工 導入の決め手


●操作性が良くすぐに開発に取りかかることができるので、短期間でのシステム立ち上げ(置き換え)が可能である。
●固有(独自)フォーマットの作成、変換に対応できる
●構築後、お客様先の増減、項目の増減に対してフレキシブルな対応が可能である
●誰が作っても同じものができる

「バラバラの分析」と「パターン化」による処理の最適化


移行をスムーズに、そして今後の保守効率を向上し高い可視性実現のために、個々の発注データのデータ構造を汎用化することが重要ととらえ、現状約200店、200種類以上のデータの「バラバラの分析」を行い、下記のパターン化を実施しました。

●レコード長・・・4種類(32バイト、64バイト、128バイト、256バイト)
●フォーマット・・・10種類(ヘッダや明細、トレイラ等のレイアウト)
●マッピング・・・200種類/200店 各お客様分(ファイルレイアウトの各項目の位置と桁数)

レコード長変換とフォーマット変換は、パターン化したものを共通モジュールとして作成しました。一度、モジュールを作ってしまえば、取引先が増加しても、既存の処理を再利用でき、いちから処理を作る必要がありません。店舗毎に異なる細かいマッピング処理のみ作成することで対応できたので効率的に開発が進みました。また、これまでのような開発者によるプログラムの違いもなく標準化が実現し大きなメリットとなりました。

パターン化


EDIデータ加工処理は、4つのフェーズ(各店(お客様)の振り分け⇒レコード長変換=>フォーマット変換=>マッピング)の繰り返しにより効率化を行いました。

① VAN会社からの受け取りデータをお客様毎に振り分け処理

② レコード長変換処理
お客様毎に必要なレコード長(4種類:32バイト、64バイト、128バイト、256バイト)変換処理を行い、1受注データ=1レコードに統一
③ フォーマット変換処理
お客様毎に必要なフォーマット(ヘッダ、データ、トレイラー等)変換処理を行い、後続処理で扱い易い形(フォーマット)に統一
④各お客様のマッピング処理
②、③で変換したデータを各お客様のカラムレイアウトに添って変換・加工し、メインシステムに渡せる形に加工


効果
2ヶ月の短期でシステムの置き換え

 EDIデータ加工導入によるノンプログラミング、パターン化効果で大幅な開発効率の向上が実現しました。EDIシステムの再構築は工数を3分の1削減でき、標準フォーマットの仕様が二転三転したにも関わらず、全体で調査(1ヶ月)も含めて3ヶ月で新しいデータフォーマットへの変換作業を行い、メインシステムの開発スケジュールにも遅れをとることなく、サービスインすることができました。

開発者の声
●使いなれたExcelで定義したカラム定義がそのまま使える
●データの直接読み込みが簡単に設定でき、処理が簡単に作れる
●ロジックが存在しない(ロジックが存在すると独自の作りこみが可能となるため)
●ツールによりパターン化が容易に実現し、標準化が行いやすい
●開発者による品質のばらつきが無く、均一化、標準化しやすい
などが挙げられ、全体的に高い評価を得ています。

「古いCOBOLプログラムは仕様書もなく、動かしてみないとわからないという状態でした。EDIデータ加工を利用することで、これまでのような開発者ごとのプログラムの違いもなく、容易に標準化が実現できたことが大きなメリットです。」と、カシオ計算機  業務開発部 情報技術グループの青木順子氏は述べます。
現在の環境としては、EDIシステムは安定稼動が最も重要とされているため、共通運用ツールによる監視だけでなく、本番用と開発用の環境を分離し、常にバックアップを備えています。15分ごとにバッチでVAN接続し、200店分の受注データを取得し、40秒に3000件の処理をこなしています。


 
今後の展開
社内標準化の推進
 また現在はEDIと伝票のデータ変換のみの活用ですが、今後はその他のデータ連携等にも積極的に利用していきたいと考えています。コード変換が簡単にできるのは非常に便利であり、再構築のためのデータ移行に活用できると考えています。
会社概要
カシオ計算機株式会社            http://www.casio.co.jp/
 
設 立: 1957(昭和32)年6月1日
社員数: (連結)12,673名(2006年3月31日現在)
資本金: 415億4,900万円(2006年3月31日現在)
 
 
 
資料とお問い合わせ

関連製品
BeaconIT Data Integration Suite for EDIデータ加工

関連業務
統合透過的トレーサビリティ分析

 

 
目標と課題効果今後の展開会社概要
 
メールマガジン  | コンタクト | サイトマップ  | ポリシー 
Copyright 2010 Beacon Information Technology Inc. All rights reserved.
Beacon IT Empower Your Data