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北陸コカ・コーラボトリング株式会社
 基幹系システムと情報系システムを分け、「誰もが簡単に必要な情報を入手できるシステム」を目標に新たな情報システム構築を実現した北陸コカ・コーラボトリング株式会社(富山県高岡市・代表取締役社長 稲垣孝二 氏)。同社では、多次元データベースEssbaseの導入によって、営業支援システムを稼働させました。

 営業支援システム構築が以前からの懸案事項だった北陸コカ・コーラボトリング株式会社。Essbaseと出会った時、清水氏の頭の中には、開発を行うシステムの全体像がはっきりしていました。それは、戦略を立てるための情報システムであること、さらに、誰が見ても分かるものであること、必要な時、必要なスタイルで情報が取り出せること、といったシステムです。

 パソコンの高性能化、低価格化という追い風に乗って同社の情報システムは大きく変わり始めています。同社のシステムは、日々の販売データはメインフレームのACOSに入力されます。そして、そのデータはUNIXサーバー上で稼働しているRDBに送られ、NTサーバーのEssbaseに取り込まれるというスタイルとなっています。メインフレームに入力されるデータは、正規化されたデータですが、Essbaseに送られる過程で非正規化が行われ、誰が見てもどのような情報なのか一目で分かるように姿を変えます。 「Excelの利用に関してもかなりスキルが上がっていますので、システム部門が用意したマクロだけでなく、エンドユーザが工夫をしてデータをEssbaseから取り出すようになりました」と清水氏。

 「消費に対応した販売戦略を立てるためのデータを捕捉しようとすると、人間の生活行動そのものを捕らえなければならないと考えています。たとえばコカ・コーラですが、コカ・コーラを飲むために何かをする、といった行動様式はありません。生活行動の中から喉が渇いたからコカ・コーラを飲む、というのが一般的です。そうしますと、生活行動の中でどのようにコカ・コーラが飲まれるのか、の仮説を立てて営業活動に盛り込む必要が出てきます。また、このことができませんと、清涼飲料水の販売は難しい時代に突入してきているのです」と稲垣氏。同氏によれば、ブランドだけに頼った販売の時代は終わり、清涼飲料水の販売は新しいパラダイムに突入しているとのことです。

 「今回構築したシステムで、エンドユーザが簡単に必要な情報を入手できるようになりました。しかし、ここで入手できる情報は、戦略を立てるための基礎情報でしかありません。POSからの情報、さらに、自販機、販売店など、さまざまな戦場からの情報が取り込まれてきますと、取り出されたデータを分析するためのノウハウが必要となります。統計解析のスキルがエンドユーザには求められることになりますが、この問題を解決するためには、教育が重要な鍵になると考えています。エリアマーケティングなど、社内でどのように具体化するのか、情報が取り出せるだけでは十分ではありません。システムの環境が整い、情報が整理されるところまでEssbaseの導入で到達しましたので、これからは、これらの情報を武器に変える作業を行わなければならないと考えています」と稲垣氏は言葉を結ばれました。

 
 
 
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