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上新電機株式会社
背景システム概要効果今後の展開会社概要
ノンプログラミングで開発速度をスピードアップ
〜全銀・JCA・E-VAN手順によるEDIデータ作成の自動化〜

 上新電機は、大阪を拠点に全国180店舗(会員数約1200万人)と登録会員数35万人のオンラインショップで家電製品、パソコン、ゲーム・音楽・映像ソフトなどの販売を展開しています。大型家電量販店としては、受注、在庫、売上情報など取引先各社への密な情報提供が欠かせません。取引先各社への提供データ作成を(データウェアハウスから)COBOLプログラムでの処理からETLツールWaha! Transformerへ移行。商品のライフサイクルが日に日に短くなる家電業界で、異なるデータ伝送手順に従った各社規定の伝送用提供データの作成(開発)を大幅にスピードアップし、拡大する事業を円滑に支えています。
背景
情報システムへの先進的な取り組み
 近畿地区を中心に店舗展開するほか、他社に負けない価格・スピード・サービスにより、オンラインショップでも全国的に売上を伸ばしている上新電機は、最近、エンターテイメント製品全般を視野に入れ積極的に事業拡大に取り組んでいます。情報システムに関しては、1995年にホストシステムからUnixサーバーへのダウンサイジングを行い、Teradataを導入、時間・商品・組織を軸としたドリルダウンの分析機能を持った第一次データウェアハウス(営業支援システム)を構築するなど、業界でも早くから情報系に力を入れてきました。2001年には、新営業支援システムとしてセントラルウェアハウスにOracle(Unix)、データマートにRed Brick Warehouse(Windows2000)を採用してデータウェアハウスを再構築し、取引先各社へ受注、在庫、売上、移動情報などを提供するための「対外伝送データ作成システム」が稼動していました。
業務効率化に向けETLツール検討
 情報システム部の業務は、「システムの企画・開発と運用」の二つに分類されると考えられます。しかし、できるだけ新規のシステム企画・開発にパワーを注ぎたいという意向のもと、システム運用に関わる部分の工数削減が以前から望まれていました。そして、第二次データウェアハウス(新営業支援システム)構築の際には、開発作業の効率化と更新処理の高速化を見据え、開発言語は採用せずデータマート(Red Brick Warehouse)はデータベースのユティリティで開発していました。
そこで、2002年の情報系サーバー(Unix/Oracle)のリース満期による旧システムの移行をきっかけに、COBOLで運用していた対外伝送データ作成システムをそのまま移行するのか、ETLツールを導入するのか、という課題について検討しました。比較・検討事項は、以下のとおりです。 

COBOLプログラム問題点:
●開発工数がかかりすぎる(生産性が低い、高コスト)
  → 工数削減、生産性向上
●スキルの違いによってプログラムの品質に差が出る
●仕様書の更新がきちんとされない
ETLツールへの期待:
● ユーザインタフェースの容易さ(開発の容易さ)
● 開発ドキュメントの自動作成・更新機(仕様書の自動作成)
● 365日/24時間サポート(休日も営業しているため必須)
● コストパフォーマンス
上記要件について検討した結果、より手軽な開発環境を求めETLツールの導入を決定。複数製品の中から、機能、使い易さ、価格、サポートにおいて、上新電機の要望に一番沿ったビーコンITのWaha! Transformerを採用しました。
システム概要
対外伝送データ作成システム再構築
 各種商品の売上・在庫・移動情報は、データマートサーバー(Red Brick Warehouse)からWaha! Transformerを介して取り出され、取引先各社の規定に従い、以下のとおり伝送手順別に出力フォーマットをパターン化して提供されます。

1) 全銀、JCA、E-VAN伝送:
 処理は、データ長(128、265、512)、文字コード(ASCII、EBCDIC)、データ種類(売上、在庫、仕入)など、13パターンに分類。パターン 毎にWaha! Transformerで作成されたデータは、HULFTで社外コミュニケーションサーバーに転送され任意の手順で各社に伝送されます。

2) メーカーFTP、Eメール、PC通信伝送:
 (定型伝送形態をサポートしていない企業)データ提供の条件を固定バー、または、本社共有サーバー経由でEメール、またはPC通信にて各社に伝送されます。
COBOLプログラムでは、データの提供先が増えるごとに新しいプログラムを作成していましたが、Waha! Transformerでは、提供先が増えてもジョブの条件を変更し、処理を追加するだけで完了します。さらに、従来システムでは、パラメータ追加として100社までの対応でしたが、Waha! Transfomerでは制限がないため将来的にも安心です。

効果
大幅な工数削減を実現
 COBOLプログラムを作成していた頃に比べ、生産性は大きく向上し、開発コストは1/3、パッケージ購入費を含めても1/2という結果となりました。開発工数では、COBOLプログラム77本、3人で5ヶ月(15人月)かかっていたものが、Waha! Transformerでは185ジョブ、開発工数は2人で3ヶ月(6人月)になります。ジョブ数としては一見少なくありませんが、Waha! Transformerでは、一度、全体の処理パターンを作成し、それをコピーして必要なパラメータを変更しスケジュールするだけなので、追加の開発工数はほとんどかかりません。

 また、従来のような、開発と併用して手作業で作成していた仕様書(ファイルレイアウト、処理仕様、フローチャート)は必要なくなり、開発と同時にドキュメントジェネレータ機能によりほぼ自動作成されるので、かなりの工数削減となりました。 
 開発はほぼ全てGUIでフローチャートに沿って行うので、簡単な上、スキルによるプログラム品質の差もなくなりました。「商品によっては、ライフサイクルが1,2週間という短期間で入れ替わるほど『スピードの時代』と呼ばれる今日、開発に何ヶ月もかけていられないというのが事実です。実際、従来のようなCOBOLプログラムでの開発では対応しきれなくなっていたのです。」と、上新電機 情報システム部システム開発課 主任 田中秀和氏は述べます。
データバンクへの提供データ作成にも応用

  対外データ提供システムでの利用効果が実証された後、家電やPCなどの販売・在庫情報を市場に提供するデータバンクへのデータ提供システムでも、以下のとおり新たな3つの課題達成のためWaha! Transformerを導入して再構築を行いました。

1)データの統一(各社データ提供時期が異なるため、提供データの統一が図れていなかった)

2)出荷・棚卸情報の提供の追加

3)データ提供依頼から提供開始までの期間の短縮化 仕様書作成と検証を含め、COBOLで開発すると1.5〜2ヶ月かかるところ、Waha! Transformerでは約20人日で完了しました。

今後の展開
社内での利用拡大
 今後は、グループ内の売上、在庫、仕入など、営業支援データを連携していくうえで、Waha! Transformerを標準のツールとしていくことを考えています。さらに、営業支援(売上、在庫、仕入)のデータウェアハウスと、経理、総務系などのサブシステムを連携させるためのツールとして、また、CRM実践に向けての分析データのクレンジングを行っていく上でもWaha! Transformerを活用していく予定です。
 また、Waha! Transformerで作成したデータをBSP社のA-QUALITY・EDR-Mailと連動させ自動配信システムや日立ソフト社の秘文と連動させて配信データを暗号化など他社プロダクトと連携を行う予定です。
会社概要
上新電機株式会社    http://www.joshin.co.jp/
 
設 立: 1950年2月
社員数: 2,500名(平成16年6月現在)
資本金: 資本金:147億円(平成16年6月)
 
 
 
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