お客さまニーズの多様化、規制緩和の拡大、電化攻勢の高まり、市場の伸びの鈍化など、都市ガス事業を取り巻く環境は大きく変化しています。この変化に対応するため、2000年より業務毎に縦割りになっていた従来のシステムを刷新し、お客さま情報を中心とした統合情報システムCISの構築を開始しました。
検針、料金計算、請求・入金処理、ガス機器の販売・リース管理、ガスメーターの取替、ガス設備の安全点検、ガス工事など、お客さまに関わる業務は多岐に渡っています。このため、2003年の初回リリース(フェーズ1)以降、2007年の現在も開発は続いています。
様々な業務の情報を一元管理することで、情報活用の有効性は格段に増します。このためユーザが自由に情報を活用するツールとしてOLAP製品をCIS初回リリースにあわせて導入しました。このOLAP製品を運用していく上で、以下のような問題が生じました。
①150ユーザでスタートしたが、CISの機能不足を補うために、現場のデータ参照要望が増加し、ユーザライセンスの追加費用が必要。
②頻繁なバージョンアップが行われるため、対応にかかる時間と費用が大きかった。
③操作が複雑であるため、ユーザが利用しきれていなかった。
④基幹系データモデル変更時における、メタデータ定義のメンテナンス人員確保が難しかった。
⑤システム動作への影響が大きいため、ログ機能を活用しきれなかった。
⑥定時に自動的にデータ抽出するためのスケジュール登録作業が煩雑であった。
このように多くの問題を抱えており、さらにCISのマイグレーション計画においても、このOLAP製品の新しい環境へのリプレースには問題があることが判明したため、これを機に別の製品に切り替えることを決定しました。
|