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学校法人名古屋学院大学
目標と課題システム概要効果今後の展開会社概要
学生・教員・職員の3者をネットワーク化、21世紀型大学へ変貌する教育システム
「キャンパス・コミュニケーション・システム(CCS)」
~全体で74%の運用コストを削減、教育内容の標準化と質の保証で勉学意欲を向上~

名古屋学院大学は1964年愛知県名古屋市に開学後、愛知県瀬戸市に移転した経済学部・商学部・外国語学部・人間健康学部(2006年4月開学)の4学部と大学院からなるキリスト教主義大学であり、文系私立大学としては早くから情報化に力を入れています。
2002年4月には「人と人を繋ぐコミュニケーションポータル~C/S・Web・携帯電話すべてをひとつに~」をキーワードに電子キャンパスシステムを構築し、約4,000名の学生と教員、事務局間でネットワークを利用した双方向コミュニケーションの教育支援環境を開始しました。事務システムでは全体で74%以上の運用コストや消耗品コストを削減し、事務局の業務効率もアップしました。学生情報と学習歴を融合してきめ細かいサービスを提供しつつ、学生間のコンピュータリテラシー向上に寄与しながら、21世紀のキャンパススタイルを創造しています。
目標と課題
時間と距離を越えた教育・指導と情報伝達が可能なシステムを目指して
 名古屋学院大学では情報処理センターを1980年に設立し、ホストコンピュータで教育・研究・事務処理を行っていました。1992年に「事務トータルシステム開発計画」を開始し、個別にバッチ処理で管理していた事務システムをオンライン化して連携を図りました。教育・研究環境としては、学内のネットワーク整備を推し進め、1994年には全研究室からのインターネット接続を可能にし、1998年には全学部生と教員・職員にノートPCを配布するなど、全国でもトップクラスのインフラを整備しました。
1999年には、新たに「事務システム2000計画」を立上げ、ホストには給与・財務システムと入試・学籍管理・教務・就職システム等からなる基幹システムを残し、配布していたPCとネットワークを活用するため、オープンシステムの構築に乗り出しました。事務用でWindowsサーバー2台を導入し、学部生用の授業計画や時間割作成サブシステムと大学院システムを構築し、EUC (End User Computing) 実現のため専用環境を構築しました。
ITを融合した21世紀の新たなキャンパス「キャンパス・コミュニケーション・システム」
 2003年9月にホストコンピュータのリース契約満了を機に、2000年1月から事務システムの将来的な方向性について検討し、当時IT先進大学で既に行われていたWebでの「履修登録システム」やモバイルへの情報提供システム等の資料収集や見学等を行いました。2001年5月に商学部の梶田建夫教授をリーダとしたプロジェクトを発足し、より便利でインタラクティブな最先端の教育環境の提供を目標に、「キャンパス・コミュニケーション・システム(CCS)」の構築を開始しました。 
システム概要
大学側と学生の双方向コミュニケーションの促進
 事務システムをホストから全面オープンシステムへ移行すると同時に、最先端のキャンパスポータルの考え方を取り入れ、学内の全てのコミュニケーションをネットワーク化し、事務局・教員・学生が携帯電話を含めたWeb環境でシームレスにコミュニケーションが取れることを目指しました。

①ネットワークをコミュニケーションの中心とする
②ITと融合した21世紀のキャンパスシステムを構築する
③E-ラーニング促進のプラットフォームとする
④紙媒体(掲示板・教科書・履修要項)の代替となる
⑤学内での学生情報の共有化と、サービスの均質化と向上をはかる
⑥事務システムのランニングコスト削減をはかる
⑦ITの利便性と脆弱性、セキュリティ問題等を理解し、インターネット社会に即応できる人材を育成する


CCS画面イメージ    

新キャンパススタイルの確立
 休講情報や教室変更など、一方的な情報提供しかできなかった従来の掲示板に代わり、CCSでは、学生・教員・事務局のコミュニケーションを広げるため、掲示板のほか、履修登録・学習指導・就職支援・小テスト・講義アンケート・レポート提出・成績管理・図書の貸出予約・図書の購入依頼や大学への問合せ、BBS等、Web経由で可能にし、携帯電話のメールアドレスを登録すれば、大学からメールでスケジュールや休講情報・教育変更情報、呼出情報、各種連絡情報の連絡受信も可能にしました。
大学特有のサービスにも容易に適用

 資源を有効活用すべく、インターネットとダイレクトに連結させて、ペーパーレスを指向してEUC化を進め、開発規模を縮小させ、アウトソーシング(トヨタ情報システム愛知株式会社)して短期間での開発を目指しました。最大の課題となっていた大学特有の大量同時アクセスの対応には、プログラムやデータベースのチューニングといった効果が出にくい手法ではなく、冗長性がある構成で、そして確実に効果を出せる構成として、処理が速く非常に低コストで負荷分散システム構築が可能なWebアプリケーションサーバーBeaconIT  Data Integration Suite(ForeSite)を採用しました。
2002年4月の履修登録時には、問題なく稼動していましたが、その後のログ解析の結果、最大で750もの同時アクセスがあり、WebアプリケーションサーバーのCPUは100%の稼動状況であったことが分かりました。そこで、バランサー等の設置をすることなく負荷分散とソフトウェア的に行うBDISの機能としてPage Serverを増設し、ソフトウェア的に負荷分散を行い、データベースサーバーのCPUとメモリ増設で同時750アクセスのシステムとして安定稼動しています。(図1参照)



図1CCSシステム構成 

効果
校内の掲示板から情報が消えても、校内には学生が増えた
履修登録や成績発表等の各種印刷物もほとんどなくなり、システムの運用コスト・経費全体では74%以上を削減しました。履修登録時の長蛇の列はなくなり、授業連絡を通して教員と学生が直接コンタクトできるなどの新しいコミュニケーションの形が生まれ、学生の出席率はアップしています。導入から4年目となり、ほぼ全員の学生が入学時からCCSの環境が整っていたため、キャンパスライフには不可欠な存在となっています。情報量も年間約8百件(掲示板)から約2万件(CCS)に増加し、サービス向上を図っています。
図書の在庫確認・貸し出し返却の督促通知も行うなど図書館システムとも連携し、その他にe-Learningの開発にも取り組むなど、ネットワークの可能性を無限に広げ、教育システム自体の改革をも牽引しています。
システム構築に関して、梶田教授は「多くの要望を厳選してメニューを揃え、それをいかにシステム化するかが課題となった」と述べています。完成度の高いシステムに学生の評価も非常に高く、満足度の高いアンケート結果となっています。
情報を提供しすぎては、学生が大学に来なくなるのではという懸念もあったそうですが、「むしろ魅力の有る情報を学生に提供することで、大学に来させる呼び水にしようと考えた。」と学術情報センター 課長 加藤氏は語ります。インターネットによるコミュニケーションを得意とする学生に、必需品である携帯電話を一体化させたことで、より一層親近感が増し利用の促進につながりました。。
今後の展開
より深い人間関係の構築と バーチャルユニバーシティ実現へ向けて
 e-Learningの活用の積極的な活用とシステムの拡大の促進を図るなどの他、科目ごとに電子講義板(教授のBBS)を立ち上げ、新たな授業スタイルも模索中です。将来的には、CCSにブログを立ち上げ、学生が主体性をもって自分をPRする場の提供や、バーチャル研究室の立ち上げ等も検討しています。
また、2007年4月開設予定の名古屋キャンパスは、アクセスが良いので時間を有効に活用でき、バーチャルだけでなくリアルのキャンパス生活も充実する予定で、「今後、動画配信によるe-LearningやCCSと連携して単位認定を行うなど、学生が場所を選ばず学習できる環境を整備していきたい。今後も校内における情報のキャッチボールによって、ユーザがコミュニケーションツールを成長させ、システムを発展させていく」と加藤氏は抱負を語ります。
会社概要
学校法人名古屋学院大学    http://www.ngu.jp/
 
設 立: 1964年(昭和39年)
学生数: 約4,000名
学部: 経済学部・商学部・外国語学部・人間健康学部
大学院: 経済経営研究科(博士前期・後期)・外国語学研究科(修士)
 
 
 
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