ニュース  
top
TOP > ユーザー事例 > BeaconIT Data Managment Suite > 日鉱金属株式会社様
 
tamino
日鉱金属株式会社
背景システム概要 効果今後の展開 会社概要
基幹システムを全面的にダウンサイジング 大幅なコスト削減とサービス向上を実現
 
 1992年に日本鉱業の金属資源開発・金属製錬・金属加工部門を継承して発足した日鉱金属では、Adabas for Unixを導入し、メインフレーム上で稼動していた基幹システムの全面的なダウンサイジングを実施しました。約13ヶ月ですべての移行作業とテストを終了し、本稼動を開始。大幅なコスト削減とともに、業務の効率化とユーザサービスの向上を実現しています。
背景
既存資産の活用とコスト削減を狙う
 世界非鉄業界のトップカンパニーを目指しグローバルに事業を展開している日鉱金属は、2002年9月にはジャパンエナジーと共同持ち株会社 新日鉱ホールディングスを設立し、グループ経営資源を効率的に活用しながら、さらなる発展を期しています。同社は発足当初から、保有していた4台のメインフレームの統合化に取組み、グループ会社のセントラル・コンピュータ・サービス(CCS)のコンピュータを借りるなどメインフレームシステムとしてのコスト低減を順次進めてきました。製造業を取り巻く経済環境がますます厳しくなる中で、既存資産を活用し、さらにコストを削減する方策として、2001年にメインフレームシステムのダウンサイジングの検討を開始しました。
 Adabasを使用していない一部の工場システムを除き、すべての基幹システムをUnixサーバー環境に移行する前提で、2001年7月から技術的な検討を開始。本社システムの一部と佐賀関製錬所トータルシステムの一部をプロトタイプとして約半年間の検証を行った結果、全面的なダウンサイジングの実施を決定しました。

システム概要
移行ツールを開発し、約13ヶ月で本番移行
移行対象は、本社システムである資材システム、原料システム、棚卸計算システム、固定資産システム、そして佐賀関製錬所のトータルシステムのすべてという大規模なものでしたが、2002年5月から順次、移行検討、開発・移行作業、システムテスト、ユーザーテストを行い、約13ヶ月間で本稼動することができました。本番開始後も順調に稼動し、基幹システムに不可欠の安定運用を実現しています。
移行プロジェクトには、CCS、日立製作所、およびビーコンITが参画し、いくつかの移行ツールを開発して実作業にあたりました。メインフレームとUnixサーバー環境では、コード体系もJCLもユーザインタフェースも異なるため、まずJCL移行、SQL COBOL移行、Natural関連移行、KMAPアンダーライン変換ツールなど、スムーズな移行のためのツールを用意しました。開発を担当したCCS ソリューション開発本部 システムエンジニア 太田 憲豪氏は、「技術検証の期間に一連の移行作業手順を作成し、アプリケーションのスキルがなくても手順に従えば移行作業を行えるように、移行ツールを開発しました。この標準手順で作業の大部分をカバーでき、アプリケーションを手直ししたのは2〜3割程度(JASPOL−COBOLコンバートを除く)にとどまりました」と語っています。帳票サーバーの1部を除いてサーバーはすべて東京三鷹にあるセンターに集結させ、統合運用管理を実施し、運用の効率化を図っています。センターと各拠点を結ぶネットワーク回線もすべて光ファイバーとし、通信スピードも大幅にアップしました。帳票は月報、半期報での管理帳票を中心にPDF化し、Webからダウンロードできるようにしています。

効果
コスト削減と業務効率化の両方を実現
  ダウンサイジングの効果について、日鉱金属 本部 技術担当 参事 粟野勇一郎氏は、「移行工数は運用環境整備等も入れて約240人月。試算した結果、ハードウェア/ソフトウェア、開発費をすべて含めても約4年で回収できることがわかりました。実際、オペレータコストは5割強、全体ランニングコストも3割強のコスト削減となりました」と語っています。さらに副次的効果として、「導入後10年以上経っているシステムもあり、実際にどの程度使われているかを調べ、資産の棚卸を行うことができました。その結果、全体の10〜20%程度を整理できました。」と粟野氏。
 太田氏は、「ユーザからみた操作性、オンラインのレスポンスも全く問題なく、安定的に稼動しています。特にバッチ処理は、サーバーの能力に余裕があり、従来の半分以下の時間で済んでいます。例えば、基幹データベースから前日との差分を抜き出すマッチング処理では、従来90分かかっていたものが30分ですんでいます。」と述べています。

 帳票のPDF化により、従来行っていた帳票の配送作業がなくなったほか、Webからダウンロードできるため、関係会社も含め翌朝には夜間処理された最新データを入手できます。ダウンサイジングは業務効率化にも貢献しています。
今後の展開
さらなるユーザサービス向上へ
  日鉱金属では、ホストからサーバー環境に移行したことで、ユーザがデータを自由に取り出せる環境が整いました。まず、資材システムと原料システムに関して、データベースAdabasとクライアントツールDW-PROCESSOR、DB-FRONTを組合せ、2003年下期から順次データ開放を進める予定です。また、今回の移行に伴い、業務画面を一部のユーザにWebインタフェースで使用できるようにする計画もあります。本プロジェクトより1年先行して実施した佐賀関トータルシステムでの操業グラフシステムWeb化とあわせ、基幹業務でのWeb基盤構築に関しても実績を残すことができました。

  移行プロジェクトで中心的な役割を果たしたCCSは、今回の経験をもとに、移行ツールを活用し、Adabas導入企業のメインフレームからサーバー環境への移行支援サービスの提供を計画しています。
本資料は2003年7月に行った取材をもとにまとめました。
会社概要
日鉱金属株式会社
設 立:

1992年(平成4年)

社員数: 1,440名(2003年3月31日現在)
資本金: 34,997百万円(2003年3月31日現在)
事業内容: 金属鉱業、非鉄金属製錬業、化学工業、
金属加工業、電子部品加工業、環境リサイクル業
 
 
 
資料とお問い合わせ

 
背景システム概要 効果今後の展開 会社概要
 
メールマガジン  | コンタクト | サイトマップ  | ポリシー 
Copyright 2010 Beacon Information Technology Inc. All rights reserved.
Beacon IT Empower Your Data