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日清オイリオ株式会社
背景システム概要効果今後の展開会社概要
企業価値の最大化を目指して仮説検証型インフラを確立〜営業の行動変革を促す

 「おいしさ・健康・美」の追求をコアコンセプトとし、グループ全体で中期経営計画〜WIN2005〜を掲げ、真の構造改革・体質強化に取り組んでいる日清オイリオグループ株式会社は、その実現に向けて情報系データサービスN@vi.S(Nisshin activate & valued Intelligent-service for Sales:日清営業活性化付加価値サービス)を立ち上げました。いち早く市場動向をつかみスピーディな対応を図るとともに、最前線の営業の意識改革・行動改革を促し、戦う集団としての強力なパワーを発揮させることを狙っています。
背景
「顧客起点のマーケティング体質」への転換を目指す
 日清オイリオグループは、「企業価値の追求とその最大化を通じた人々・社会・経済の発展への貢献」「おいしさ・健康・美の追求をコアコンセプトとする創造性・発展性のある事業への飽くなき探求」
「社会の一員としての責任ある行動の徹底」を経営理念に、中期経営計画〜WIN2005〜を掲げ、事業構造・収益構造の抜本的な変革に向けて総力を挙げて取り組んでいます。
 【1】 顧客起点のマーケティング体質への転換
 【2】 激変する流通業界に迅速に対応できる柔軟なしくみ
 【3】 スピード経営のための戦略パワーの創造
 以上の3点を企業経営における変革の視点とし、この実現に向けて、「顧客起点のマーケティングに基づく営業活動を支援する」ためには、全社共有の資産として活用できる情報インフラの再整備が必須でした。情報システム部門(I&Lシステム部)のほか、利用部門も参加したチームで検討を重ね、データウェアハウスシステムを採用し、Web技術を含めた新しい技術を駆使して、インターネット時代に適応した情報インフラを構築することとしました。「情報共有の徹底」と「リアルタイムな実績把握の実現」により、営業の行動様式を変革することを狙って、2000年4月に情報系データサービスN@vi.Sの構築が始まりました。
システム概要
時代の変化に即応できる仮説検証型の情報インフラ「N@vi.S」

 

 N@vi.Sには、社内に蓄積された販売実績情報を活用し仮説検証型の情報インフラを構築するという面と、10数年来使用しているホスト中心のシステムを柔軟性の高いものに置換え保守工数を削減するという2つの側面があります。N@vi.Sの狙いは以下の5つです。
 【1】 顧客分析と顧客開拓のためのマーケット情報の提供
 【2】 登録小売、登録ユーザへの販売情報を価格政策に活用
 【3】 提案型販促企画のための実績情報として活用
 【4】 週次レベルでの販売計画、需給計画の実施
 【5】 中間流通の選択のための戦略立案に活用

N@vi.Sでは、事業部別に加えて、全社レベルやグループ企業レベルでも販売実績を把握でき、利用者自身でデータの抽出・加工ができる「積み上げ型」の販売実績データウェアハウスを指向しました。また今後のモバイル化も視野に入れ、Webでのアクセスを前提としています。

選択の決め手は利用者指向の機能とデータウェアハウスのノウハウ
 システム構築にあたっては、データベースエンジンはRed Brick Warehouse、検索ツールはBusinessObjects/WebIntelligenceを採用し、日清オイリオの基幹システムを開発した実績もある株式会社NSPと、データウェアハウス構築の経験豊富な株式会社ビーコンITが共同で開発を行いました。NSPがシステム構築のパートナーとしてビーコンITを選んだのも、データウェアハウス構築に関する実績とノウハウを評価したからです。BusinessObjects/WebIntelligence選択の決め手は、「ユニバース」機能があることと、レポートの体裁を整える機能が豊富であることでした。ユニバースはフィルター機能ともいえるもので、利用者にデータベース構造や実装されている項目を意識させずに利用者の立場に立ったインタフェースを実現できます。

また、ユニバース単位で資格制御が可能なため、例えば「このレポートは役員しか閲覧できない」といった利用者のレベルごとの制御も行えます。 また、基幹システムからデータウェアハウスへのデータ移行には、ビーコンITの製品であるWaha! Transformerを採用しています。  スパイラル方式による開発を行い、2000年12月の開発スタートから3ヶ月後には限定版の第1次リリースを開始し、順次サービス内容を拡張しています。
効果
情報資源の活用で価値創造の好環境が生まれる
 日清オイリオでは、ホスト上で稼働している情報提供システムがありましたが、きめ細かい情報提供は行えるものの、データ分析に関しては硬直的で柔軟性に欠けていました。N@vi.Sとの比較は下の表のとおりです。
【従来のシステムとN@vi.Sとの比較】
従来のシステム N@vi.S
平日の9時〜20時までのサービス 24時間365日利用可能
検索のためにコード番号を知る必要がある コードを知らなくてもマウス操作だけで検索可能
限られた見方でしか検索できない 編集機能を利用し、様々な視点・組み合わせで分析可能
過去実績2年分までしか検索できない 過去実績は5年分を想定
事業部を横断した実績が検索できない 事業部横断的な実績検索が可能

経営者、部門長そして担当者もN@vi.Sを活用し、必要なときに必要な情報資源を活用でき、価値を創造する好循環が生まれます。仮説検証型の営業活動が行え、PDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを高回転させることで、利益を生み出せるのです。
今後の展開
経営変革の中核として発展をつづける
 N@vi.Sは利用者からの要望を吸い上げ、これからもスパイラル式に成長・発展していくシステムです。N@vi.Sは販売情報に限定した営業部門中心のサービスですが、今後は物 流、在庫情報、会計情報を取り込み、N@vi.L・M(物流・会計)としてさらに発展を続け、今後も日清オイリオグループの経営変革の中核を担い続けていくことでしょう。

本資料は、2001年9月に、旧 日清オイリオ株式会社 I&Lシステム部 情報グループリーダーの 田崎 龍一氏に対して行った取材をもとに作成したものです。
会社概要
日清オイリオ株式会社
 
本 社: 東京都中央区新川一丁目23番1号
創 立: 1907年3月7日(明治40年)
資本金: 163億3,321万8,633円(2001年3月末現在)
従業員数: 929名
 
 
 
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