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tamino
三洋電機株式会社
背景システム概要効果今後の展開会社概要
ものづくり工程のワークフロー改善で競争優位性獲得
〜従来システムから簡単移行〜

 三洋電機株式会社は、ものづくり工程の簡素化に注力し、新機種製品化までの期間が厳しく問われる各種トレンド分野で、新しい文化と技術を創造する企業として活躍しています。製品開発、試作などの工程は非常に複雑で短縮化が困難ですが、それら工程と関係組織のワークフローを改善できれば、全体のプロセスの簡素化に貢献できます。ICチップを製造する部門である、コンポーネント企業グループ セミコンダクターカンパニーでは、以前から、ものづくり工程が標準化され、ワークフローシステム化されていましたが、利便性の向上、生産性の向上を目指してXuras Workflowへシステムを移行しました。短期間に開発できてWebサービス対応が可能なXuras Workflowは、今後のカンパニー内での標準ワークフローシステムとして動き始めています。
背景
「ものづくりルール」の標準化とワークフロー システムの必要性
 三洋電機株式会社コンポーネント企業グループセミコンダクターカンパニーでは、世界シェア80%以上のAV機器関連半導体他、世界トップシェアを誇る数十品目を含む各種半導体・ICチップを製造しています。全ての製品は「ものづくりルール」に従い「企画・出図・設計・試作・量試・制定・生産」という工程を経て製品化に至ります。各工程には、規定や標準があり、また、それらに関連する資材や部品の調達、そして品質検証の管理など、さまざまな情報の行き来が発生します。
 以前は、それら一連のワークフローを紙ベースで行っていたため、無駄な回覧による作業遅延などにより、製品化までの各関所にてタイムリーな対応ができないという問題を抱えていました。
 そこで、まずはICチップを製造するLSI部門にて、
1)品質・原価・工程管理の調和、
2)各段階の責任者と権限の明確化、
3)作業手順の定着化、
を目的にワークフローの標準化を目指しました。
第1次ワークフローシステムの立ち上げ
 開発部や工場など関連する全部署の合意のもとに一部の「ものづくり工程」業務を対象にワークフロー化を進め、2000年12月には既存グループウェアのワークフロー機能で一次版「ものづくりルール」のワークフローシステムを立ち上げました。システム化により、承認回覧時間が従来の1/5に短縮、データの再利用により書類作成時間は1/3に短縮されたうえ、紙ベースでの郵送回覧や複数コピー、重複ファイリングもなくなりました(ものづくり工程図)。  その後、対象業務を拡大し次々とワークフロー化を進めてきましたが、2002年10月には、三洋電機の標準メールシステムをExchangeにリプレースすることになったことを機に、メールシステムに依存していたシステムを見直すことになりました。ワークフローもそのままExchangeへ移行することも検討しましたが、ワークフローの定義の段階で当初の期待に反する工数がかかっていたことや、移行時の開発が大掛かりであることから、一新することに決めました。

検討要件にピッタリ。
第2次ワークフローシステムにXuras Workflowを採用
 上記の経験から、新システムに向けて以下の要件を洗い出しました。
 ・開発工数を考慮し、既存ワークフローシステムで使用していたソフトウェア(Visual Basic
  アプリケーション)を再利用できること
 ・システム環境に左右されないよう、メールシステムに依存しないワークフロー単体のソフトウェア
 ・メールが業務遂行の中心となっているため、メールシステムのインタフェースにアドオンできること
 ・コストパフォーマンスが高いこと

 検討をすすめたところ、他製品では満たすことができない上記の条件を揃えていることと、低コストであることを考慮し、既存システムのワークフロー化プラットフォームに「Xuras Workflow」を採用。2003年7月に第二次ワークフローシステムが稼動しました。
システム概要
従来システムをそのまま移行
 今までのワークフローシステムは、その製品が持つAPIを利用したVisual Basicアプリケーションとして構築されていました。新システムでは、既存アプリケーションを有効に活かすために従来と同様のインタフェースを実現したCOMコンポーネントを開発し、Visual Basicアプリケーションから利用できるようにしました。
 COMコンポーネントとXuras Workflowサーバーとの間は、Webサービスによる通信を行い、Xuras Workflowの機能をクライアントから利用することが可能となり、短期間でのシステム移行を実現しました。またOutlookアドインモジュールの専用アイコンを用意し、そこからXuras Workflowに簡単にアクセスできるようになりユーザフレンドリーな環境を実現しています(システム移行図)。



 現在、LSI部門にて、製品検査、製造・工程管理、緊急連絡処理に関する40業務のワークフローの標準化が完了しています。現在のワークフローシステム利用状況は以下のとおりです。
 ・登録ユーザ数:約8,000人
  (他関連部署、関連会社などの閲覧ユーザ含む)
 ・利用者数:約600人
 ・回覧件数:約500件/月
  (製造・工程管理の標準34%、製品検査の標準46%、
  緊急連絡処理20%)
 ・アクション(申請・承認)数:約250件/日 
 ・利用場所:東京製作所、岐阜、新潟 他、国内外の
  組み立て会社10箇所
効果
使い勝手が大幅に向上
 Xuras Workflowの導入後の効果は、以下のとおりです。

・利用環境の拡大:
メールシステムから完全に独立している ため、メールソフトの有無に関係なく、関連会社など社外を含む異なるユーザ環境から利用が可能

・柔軟なルールの設定:
固定承認者以外にも、社外担当者など業務の内容によってシステム側で動的に担当者を振り分けることが可能

・サーバー以外からもフロー管理:
管理画面がWebで用意されているため、システム担当者の各PCからワークフローの定義・運用管理が可能

・ワークフロー定義時間の短縮:
1業務毎に2〜3時間かけてワークフローを定義していた従来システムに比べ、 プロジェクト機能により柔軟にフローを使い分けるので業務ごとのワークフーの定義は全く不要

 ・ 柔軟な案件処理:
通常以外の問題が発生した場合、管理画面から停滞案件の処理者振替・追加・処理のスキップなど、柔軟な対応が可能

 「利用環境や処理工程でのシステム的なしがらみがなくなり、スムーズにワークフローが進むので、ものづくり過程における本来の業務以外への配慮はかなり軽減されました。」と、セミコンダクターカンパニー 経営企画ビジネスユニット ITセンター 主任企画員 町田 康行氏は述べます。
今後の展開
全社展開へ向けてのスタート
 今後も、セミコンダクターカンパニーの「ものづくり工程」業務について、次々とワークフロー化を進めていき、最終的にはLSI部門以外も含め約100業務のワークフローを構築していく予定です。また、「契約と輸出入業務の管理」業務等のバックオフィス業務のワークフロー化も視野に入れています。必要なフォーム毎に形が異なるこの種のワークフローでは、毎回作り込みが必要となるためJavaに代わり.NETで対応します。また、岐阜事業所では、捺印とPDF印刷機能も追加された修繕費などの一般稟議の回覧を予定しています。ますます複雑化していく組織や業務に対応していけるよう、セミコンダクターカンパニー内でXuras Workflowを標準のワークフローシステムとして展開していく取り組みが進んでいます。



本資料は、2004年3月に開催されたBeaconユーザシンポジウムにおける三洋電機株式会社の発表内容をまとめたものです。
会社概要
三洋電機株式会社
 
設 立: 1950年4月
社員数: 16,167名
資本金: 1,722億円
 
 
 
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