あらゆる業界の中でも医薬品業界にとっての「情報力」は特に重要な存在です。今日の医療では、EBM(Evidence
Based Medicine)と呼ばれる臨床実験や診療結果などの科学データに基づいた治療方法が重要視されています。「情報力」を重視するゼリア新薬工業では、これら医薬品業界特有の情報の使い方以外にも、顧客サービスと販売力強化のために過去の販売データを存分に役立てていくことを目指しました。
メインフレームに蓄積された販売実績データは、過去5年間で50ギガバイトに達します。しかし、メインフレームだけでは、利用時間、利用者、分析機能に限界があるため、管理する情報システム部への膨大な負担にもかかわらず、営業が欲しい情報を欲しい形で提供しきれていませんでした。また、MR(医薬情報担当者)や営業は出張するケースが多く、医療施設や薬局・薬店の販売状況などの情報を自宅や宿泊先のホテルへFAXで送信せざるをえず、セキュリティと業務コストの課題を抱えていました。
そこで、ビジネスインテリジェンスを実装した営業販売情報システムの構築を決定しました。誰でもどこからでも簡単に使えるシステムを目指し、「eZ-view(イージービュー)」と名づけました。求められた要件は、以下のとおりです。