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ゼリア新薬工業株式会社
背景システム概要効果今後の展開会社概要
使い込まれるビジネスインテリジェンスの理由
〜現場ユーザの意見を大いに取り入れた営業販売情報システム〜

 ゼリア新薬工業株式会社では、「健康づくりは幸せづくり」をモットーに、消化器分野を得意とする医療用医薬品とセルフメディケーションを考えたヘルスケア製品の開発から販売を手がけています。さらに、新薬競争が激化する中、ゲノム創薬の研究開発やナショナルブランド品の確立や販売網拡大などにも精力的に取り組んでいます。その活動を支えるためにビジネスインテリジェンスを採用した営業販売情報システム「eZ-view(イージービュー)」を構築。なかなか活用しきれないとの声が多く聞かれるビジネスインテリジェンスツールですが、ビーコンITとの共同開発により、BusinessObjectsの高度な機能を大いに活かし、徹底的に使い込み、成果をあげています。
背景
情報の力をサービス向上と販売促進にも活用
 あらゆる業界の中でも医薬品業界にとっての「情報力」は特に重要な存在です。今日の医療では、EBM(Evidence Based Medicine)と呼ばれる臨床実験や診療結果などの科学データに基づいた治療方法が重要視されています。「情報力」を重視するゼリア新薬工業では、これら医薬品業界特有の情報の使い方以外にも、顧客サービスと販売力強化のために過去の販売データを存分に役立てていくことを目指しました。
 メインフレームに蓄積された販売実績データは、過去5年間で50ギガバイトに達します。しかし、メインフレームだけでは、利用時間、利用者、分析機能に限界があるため、管理する情報システム部への膨大な負担にもかかわらず、営業が欲しい情報を欲しい形で提供しきれていませんでした。また、MR(医薬情報担当者)や営業は出張するケースが多く、医療施設や薬局・薬店の販売状況などの情報を自宅や宿泊先のホテルへFAXで送信せざるをえず、セキュリティと業務コストの課題を抱えていました。
 そこで、ビジネスインテリジェンスを実装した営業販売情報システムの構築を決定しました。誰でもどこからでも簡単に使えるシステムを目指し、「eZ-view(イージービュー)」と名づけました。求められた要件は、以下のとおりです。

 ・ メインフレームに蓄積された情報を有効活用すること
 ・ 高度な分析が可能なこと
 ・ 誰でも簡単に使えること
 ・ いつでもどこからでもアクセスできること
システム概要
使われるシステム構築のために
 十分に使われるためには、ユーザの意見をどれだけ組み込めるかがポイントになります。MRの細かく複雑な要求に応えられるよう、拡張性の高いBusinessObjectsを採用。さらに、教育コースだけではマスターしきれないその機能の高さを充分に引き出すため、ビーコンITにコンサルティングと開発を依頼しました。ユーザの意見を大いに取り入れながら基本機能を強化させていきます。
日々の販売データの活用
 売上データは、メインフレームへ直接入力・更新され、ビーコンITが開発したノンプログラミングのETLツールWaha! TransformerでIBM Red Brick Warehouseに取り込まれ、BusinessObjectsから検索、分析されます。現在、営業所・担当・日付別の売上速報や売上明細、売上実績や推移、納入速報、在庫情報など、約580レポート、約200ユニバースのリソースを持っていて、90名の管理スタッフや営業マネージャが、クライアント・サーバー型BusinessObjectsから、あらゆる切り口で高度な分析を行っています。また、全国36箇所の事業所に散在する一般ユーザ約200名、薬局向けモバイルユーザ200名、病院向けモバイルユーザ600名は、WebIntelligence InfoViewからWebを介してレポートにアクセスし、365日、場所、時間を問わず分析結果を取り出して営業活動に役立てています。


システム構成図

ビーコンITとの共同開発で、操作性向上
 操作性、利便性向上のために工夫した点は以下のとおりです。

機能
効果
分析結果をそのままExcelに貼り付けるためのスクリプトを作成
用途に合わせ自由に編集ができる
(画面イメージ1)
ユーザインタフェースをHTMLでカスタマイズ
見易さの向上(画面イメージ2)
自動生成のHTMLの軽量化
PHSなどモバイルからのアクセス時にネックとなるHTMLのファイルサイズを1/2から1/10にまで軽量化
シングルサインオン 企業ポータルからシングルサインオンでBusinessObjectsへアクセス。業務の連携と効率化を実現
コード入力レス
マスター数が多い場合はカスケード式の絞り込みが可能
実務用語での検索とレポーティング
データベースのフィールド名ではなく、普段使っている用語(例 売り上げ、地域)で表された分析項目をドラッグ&ドロップするだけで、高度の分析が可能
「戻る」ボタンの追加
操作性の向上
Login−IDを変数に利用
シングルサインオンのIDを引き継ぐので条件指定ナシで自分のエリアにフォーカスした情報を表示

効果
データ嫌いを解消。頼られるシステムに
 今回のBusinessObjectsの導入により、社員の「データ」というものに対する抵抗感を取り除き、「データ=力」という便利さを浸透できました。出張が多いMRや営業も、場所を選ばずいつでもeZ-viewへアクセスし、戦略立案に役立てています。月平均アクセス数は28,000レポート以上で、朝7-10時、夜9-10時にかけて集中しています。出張先からも訪問先や納入状況などの情報をもとに、前夜のうちに次の日の戦略が立てられるなど、eZ-viewを中心に仕事が進んでいます。紙で情報提供をしていた頃に比べると、セキュリティと業務効率の観点からも大いに改善され、今では、「頼らずにはいられない」営業販売情報システムとなっています。また、定型の売上報告だけ受けていた管理者は、自分でも分析を行えるようになり、問題点への早期対策にもつながりました。コスト面では、ペーパーレス化により年間500万円の経費削減という結果がでています。
今後の展開
ユーザの要望に柔軟に対応
 

情報システム部では、これからも積極的にユーザの要望に応え用途を広げていけるよう日々取り組んでいます。お客様に確実に製品を入手できる経路をご案内するための店舗検索や、戦略的な営業活動を行っていけるよう、エリアマーケティング、顧客別購入規模、拡張余地分析などを計画しています。データの力を信用し、柔軟な姿勢でビジネス インテリジェンスを使いこなす ゼリア新薬工業の 今後の活躍が 期待できます。

会社概要
ゼリア新薬工業株式会社
 
設 立: 1955年12月
(株)ゼリア薬粧研究所として設立
社員数: 1,225名(2005年3月末)
資本金: 65億9,339万8千5百円(2005年3月末)
売上高: 562億09百万円(2005年3月期)
 
 
 
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